プロコンの退職金制度コンサルティング
会社への業績貢献を反映した、社員のモチベーションがアップする退職金制度の導入を!
会社を発展させる退職金制度のコンサルティングをいたします
人事担当者が抱える悩み
1会社経営への影響
- 人材採用で苦戦している
- 社員の定着率が悪い
- 退職金を試算したところ、その額の大きさに驚いた
- 退職者が重なり、退職金支払いが今期の利益や資金繰りを圧迫してしまう
2社員への影響
- 会社への業績貢献が反映されない退職金制度のため、社員のモチベーションアップに寄与していない
3外的要因による福利厚生への影響
- 厚生年金基金が解散するので、社員の福利厚生が手薄になってしまう
これらの問題の多くが、次の3つに起因するものです
原因1 退職金制度がそもそもない
退職金制度を設けないと、人材採用での苦戦や会社への定着率が悪いといった問題は免れません。
たとえ退職金制度を設けない代わりにその分給与や賞与を高くしていたとしても、そのことが周知されていないと「退職金制度がない」という事実そのものが人材採用や会社への定着率といった面で不利に働きます。
原因2 基本給連動型退職金制度を採用している
退職金額が退職時の基本給にリンクする基本給連動型退職金制度は、これまで日本で最も多く採用されてきた方式です。
この方式は年功的な要素が強いため、長期勤続社員が非常に優遇される一方で、勤続期間中の会社への業績貢献があまり反映されない傾向にあります。
よって、社員の定着率の向上という観点でみると効果はあるのですが、社員のモチベーションアップに寄与しないという問題点があります。
また、中途採用の社員が多く、長期勤続の退職者がこれまで出てこなかった中小企業の場合、退職者が出てきてはじめて、退職金の大きさに驚くということもあります。
資金準備をしていない場合には、退職金支払いが会社の利益や資金繰りを圧迫してしまう懸念もあります。
原因3 加入していた厚生年金基金が解散してしまう
近年、厚生年金基金の解散が相次いでいますが、自社が加入していた厚生年金基金が解散してしまうと、様々な問題が発生します。
例えば、退職金規程の中で、退職金の一部分を厚生年金基金の加算部分から払うと規定している場合(退職金の資金準備手段として厚生年金基金を採用していた場合。この方式を内枠方式※といいます)、厚生年金基金が解散したとしても、社員に約束している退職金が減るわけではありません。
もし加入していた基金の資産運用が上手くいっており、解散時に十分な残余財産があるのであれば、それを退職金に補てんすることができますが、財政状況が悪く残余財産がほとんど残っていない場合やマイナスの場合には、基金の加算部分から払うことを予定していた退職金の一部分を別途手当てする必要があります。
また、例え解散時に残余財産があったとしても、解散により将来分はなくなってしまうので、その分の手当てが別途必要です。
無策では、退職金の支払いにより会社の利益や資金繰りを圧迫する可能性があるというわけです。
また、退職金規程外の福利厚生制度として厚生年金基金を採用していた場合(外枠方式※)であっても、その給付を約束していた場合は、別途何らかの手当てを行わないと、社員から不利益変更の訴訟を起こされる可能性すらあります。
(※内枠方式と外枠方式についてはこちらをご参照ください)
問題解決のためには退職金制度の新規導入・見直しが必要です
プロ・コンの退職金制度コンサルティングの特長
HEARING
1.社員の意識や意見を制度に反映するための「社員ヒアリング」
会社側が一方的に退職金制度を導入すると、会社の想いが社員に伝わらない懸念があります。
退職金制度の導入目的を達成するために、まずは社員へのヒアリングを実施し、社員の意識や意見を調査した上で、制度設計の方向性や導入方法を決定いたします。
SIMULATION
2.プロ・コン独自の多条件同時並行シミュレーション
複数の退職金額算定方法、及びこれらに係る諸要素(パラメータ)について、多くの初期条件を設定し、全ての組み合わせのシミュレーションを同時並行で実施していきます。
ここで得られた退職金カーブ、将来債務、及びキャッシュフロー推移についての結果に対し、社員のモチベーションに与える影響だけでなく、債務超過リスクや資金繰りの面からも評価を行い、最適な制度を構築します。
SUGGESTION
3.最適な資金準備手段を提案
退職金の資金準備手段は中退共(中小企業退職金共済)や特退共(特定退職金共済)だけではありません。
確定給付企業年金(DB)、確定拠出年金(DC)や民間の生命保険商品など様々な種類があります。
退職金制度の目的、社員の定着率や税効果などを踏まえて、最適な資金準備手段の提案をいたします。
SUPPORT
4.導入後の運用労力に最大限配慮
人事部門の担当者が何人もいる大企業と、人事専任の担当者がいない中小企業では、制度の運用に割ける労力は全く異なります。
少ない労力で負担感なく運用できる制度設計をいたします。
TOOL
5.運用のためのサポートツールを提供(オプション)
ポイント制退職金制度のデメリットである、煩雑なポイント管理をサポートする『ポイント管理ツール』や退職金の金額計算、及び退職金明細書を発行する『退職金明細書発行ツール』を提供し、労力のかからない制度運用体制をサポートいたします。
コンサルティングの流れ(見直しの場合)
Step.1
現状分析
- 経営陣ヒアリング
現行制度の詳細や退職金制度に期待する役割をヒアリング - 社員ヒアリング
退職金制度に対する社員の意識や意見を調査 - 現行制度の詳細分析と問題点の洗い出し
Step.2
方向性の決定
- 現状分析の結果を踏まえて、改善の方向性を決定
Step.3
多条件同時並行
シミュレーション
- シミュレーション結果を踏まえて制度の詳細について決定
Step.4
資金準備手段の検討
- 最適な資金準備手段を検討
Step.5
制度移行への対応
- 経過措置の検討
- 社員への制度の周知(オプション)
- 新制度導入に伴う各種手続き・届出
Step.6
制度運用体制の構築
- 『ポイント管理ツール』や『退職金明細書発行ツール』により制度をサポート(オプション)